扶養家族税額控除 child tax credit

I.            扶養家族控除



A.   税額控除の基本


税額控除 (tax credit) とは、税金を直接減らしてくれるありがたい制度です。まずは税額控除の種類から取り上げます。refundable non-refundable があります。

·         Refundable credit とは、税額控除の金額が税金の金額よりも大きくなった場合、超過する部分については還付 (refund) がもらえるものです。

·         Non-refundable credit とは、税額控除の金額が税金の金額よりも大きくなった場合、税金の金額がゼロになって、超過する部分については還付がもらえません。


B.   Child Tax Credit (扶養家族税額控除)


原則として child tax credit (CTCとします) は、non-refundable credit です。お子さんがいる多くの家庭で CTC を適用できるかと思います。2017年度の税制改正でルールが変わりましたので、新しいルールについてのみ取り上げます。2018年から新ルールが適用されています。



要件は以下です:

1.    納税者の実子、義理の子(配偶者の連れ子)、養子など

2.    年度末 (1231)時点で、17未満であること

3.    年間を通じて生活費の半分以上を自分で負担していないこと

4.    年間を通じて半分以上納税者と同居していること

5.    申告書で扶養家族として申請していること

6.    米国市民もしくはグリーンカード保持者であること (social security number を持っていることが要件となっています)

7.    所帯の総所得が一定金額を超えないこと(定期的に金額が変わります)



上記の要件をクリアすると、最大で子供一人につき $2,000 の税額控除がとれます。

要件7番についてですが、2018年度に関しては以下の金額設定されています:

·         Married filing jointly の場合 $400,000

·         その他の場合 $200,000

所得が上記の金額を超過すればする程、税額項の金額が小さくなる phase-out システムになっています。


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